こんにちは。
川西市や関西一円でリフォーム、リノベーションをしている「りのべイズム」です。
関西一円の色んな所に行くのですが、弊社のモデルハウス(中古住宅リノベーションのショールーム)
がある川西市のお客様から一番お聞きすることは「とにかく寒い」です。
確かに、大阪市から移動して川西市に行くと、気温が下がったように体感します。
特に、同じ川西でも比較的北部、ですね。
リフォームの工事現場でも、真冬だと水道が凍って使えなかったり、
朝、現場に行くと霜が降りていたりすることもあります。
もちろん雪国であれば、そんな次元の話ではないのでしょうが、
そういう地域はそもそもお家の造り方も違うはずです。
弊社が工事を行っている兵庫、大阪などの関西一円エリアでは、
日本海側でもない限り、そんなに多く雪は降りません。
が、やはり体が底冷えするような「寒い家」というのは、まだまだあります。
リフォームとリノベーションの仕事に携わっていて個人的に思うこととして、
「ものすごく寒い地域」にも「ものすごく暑い地域」にも属さないと見なされるようなエリアで
数十年前に建てられたお家では、
1.断熱が十分でない
2.資材が古い
・・・当然のことですね、建てた当時の技術や基準によるものですから。
ただ、関西地方でもヒートショックなどで心肺停止に至っている数字が高いことを考えると、
もしかしたら建てた当時に「このエリアの家なら、このくらいの建て方でちょうど良い」と思い込んでいたのかも?
などと、時々思ったりします。
また、数十年前に建てられた戸建住宅の典型的な例として、
各部屋をすべて壁やふすまで仕切っている
ことが挙げられます。例えばこんな風に⇓
家全体に断熱材が入っていないお家(または断熱材が劣化して機能していないお家)で
こんな風に仕切られた部屋では、寒いだけでなく、
各部屋で暖房や冷房機器を使わないと過ごせない季節がありますね。
でも、もしこんな風に⇓お家全体がしっかり断熱されていたらどうでしょう?
これだと、基本的にお家のどこにいても同じ温度であり、
全体が暖かいから冷暖房機の仕様も減る、と想像できますね。
光熱費も下がるでしょうし、もう一つのうれしいこと&大事なこととして、
ヒートショックの可能性が下がります。
ヒートショックというのは、ご存知の方も多いと思いますが、
気温の変化によって血圧が上下し、身体がダメージを受けることです。
急激な血圧の変動によって心臓に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞につながってしまうと考えられています。
日本で多い事例は、冬場に暑いお風呂から出て寒い脱衣所へ移動したり、
夜中に暖かいお布団からトイレに移動したりしたときに起こっていますね。
現代の日本で(特に冬場に)多い、こういった悲しい事故も、
お家の中のどこにいても、温度が大きく変わらなければ起こりにくくなります。
もちろん、防ぎたいのはヒートショックだけではありません。
冷えは万病のもとと言います。
そもそも自分の体温を下げ過ぎない食生活なども大切な視点だと思いますが、
それをどれだけ気を付けていても自分の暮らす家全体が寒くては、徒労に終わる努力かもしれません。
だからこそ、タイトルにしましたように、寒い!のは我慢してはいけないと思うのです。
もう我慢が美徳の時代でもありませんしね(^_-)-☆